桃李がゆく

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猫の甲状腺機能亢進症 実際の症状と診断・治療

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こんにちは桃李です。

以前に「飲水量や尿量が増えると、何か病気のサインかもしれません」てお話をしました。↓こちらの記事

 

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今日はその多飲多尿(お水をたくさん飲み、おしっこをたくさんする)を症状に持つ代表的な疾患として甲状腺機能亢進症を取り上げます。

猫に多い病気ですので老齢のシニア猫ちゃんを飼育されている飼い主さんにはぜひ一読いただきたいと思います。

 

本日のポイント
  • 老齢期の猫に多く発症する
  • 症状は多飲多尿や体重減少など多彩
  • 完治は難しいので長期のお薬が必要になる
  • 治療目標は「症状をうまく抑えながら日常生活を送らせてあげる」こと

 

 

 

 

甲状腺機能亢進症ってどんな病気?

甲状腺機能亢進症は甲状腺ホルモンの分泌過剰によって起こる病気。

その原因には、甲状腺の過形成(良性)、甲状腺癌(悪性)、医原性(甲状腺ホルモン製剤の過剰投与)などが挙げられます。

犬と比較して猫(特に8歳以上の老齢猫)に多く発生する特徴があり、なおかつ甲状腺過形成が原因であることが大半を占めると言われてますが、「なぜ猫に多いのか?」「統計をとる地域で原因に偏りがある?」など詳細は現時点で不明な点がたくさん存在するのも事実です。

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甲状腺機能亢進症の症状は?

  • よく食べているのに痩せてきている
  • 多飲多尿
  • 脱毛
  • 下痢・嘔吐
  • 呼吸が速い
  • 活動性の亢進(異常な元気。落ち着きがない。と形容されることもある)

その他には鳴き声が変わる、夜鳴きをするようになったなど。こられの症状は自宅で観察することが可能なので、常日頃からよくペットの様子を見ておいて「以前と比べて○○が変に感じる」という違和感があれば速やかに動物病院を受診するようにしましょう。

診断法は血液検査

動物病院で血液検査を実施することで比較的簡単に診断を下すことが可能です。

甲状腺ホルモンの一つであるサイロキシン(T4)の数値を測定して正常範囲を大きく上回った結果が得られれば、「甲状腺機能亢進症」となります。

検査費用は動物病院によってまちまちですので事前に確認するようにすると安心です。

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甲状腺の位置

人でいう喉仏のあたりに左右一対あって、正常の大きさだと触知できないことが普通です。

喉のあたりにゴリっとした触感の塊が触れるようでしたらすぐに動物病院へ。

 

 

治療方法

癌が疑わしい場合には手術や抗がん剤治療が選択されますが、猫の甲状腺機能亢進症は大半が甲状腺過形成(良性)ですのでこれら積極的な治療は必要でないことがほとんどです。

内科療法が一般的で、「抗甲状腺ホルモン薬」(甲状腺ホルモンの産生を抑えるお薬。過剰なホルモン分泌を抑えて正常範囲に数値を留める)の投与が推奨されます。

食事療法で治療をすることもありますが、獣医師の方針が出ることなのでどんな形でケアしていくかはよく相談する必要があります。

1か月ほど一定量を投薬した後に再度ホルモンを測定し直して薬の用量に過不足がないかチェックします。得られた結果によってお薬の量を増減させます。

ホルモン疾患の場合、完治はしません。

「丁度いいホルモン量をキープするように投薬を長期間(理想は寿命を迎えるまで)継続すること」が必要になります。

この点が一番厄介ですね…。

一旦お薬で正常値まで下がっても投薬をやめてしまうと再びホルモン値が上昇してしまうんです。

 治療の最大の目標は薬でホルモン値を正常範囲内に保ち、各種症状をできるだけ緩和しながら生活をさせていくことと言えます。

 定期的な血液検査を繰り返しながら体重や飲水量に注意して健康的にネコちゃんと暮らしていけるように頑張りましょう!

 

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